九州ブロック老人クラブリーダー研修会が開催されました。

 令和4年7月7日~8日に長崎県において、九州ブロック老人クラブリーダー研修会が長崎県老人クラブ連合会の主催で開催されました。コロナウイルス感染症により2年間中止となっていた研修会ですが、3年ぶりに開催されました。コロナ対策もあり各県・指定都市老連から各10名前後の参加でした。福岡県からは坂元会長以下10名で参加しました。

 開会式のあと、全国老人クラブ連合会 業務部長の岡本まゆみ氏により「老人クラブの現状と課題」として基調報告がありました。その後休憩をはさんで九州各県指定都市より代表1名事例発表がありました。第一研究部会「健康づくり・介護予防活動の推進」、第二研究部会「友愛活動(高齢者相互の支え合い)の推進」、第三研究部会「会員増強の推進」をテーマに分科会形式で開催されました。筆者は第二研究部会に参加していましたので、そちらを紹介させていただきます。

 第二研究部会は大分県、福岡県、北九州市の代表による事例発表でした。福岡県の代表は宗像市シニア連の稲元シニアクラブの石井喬志会長が発表されました。三つの発表で共通していたのは「役員さんも参加する人も老人クラブの活動を楽しんでいること」「単位クラブの情報共有や情報提供のために、広報紙を作成している」ことが活動の活発化に繋がっているのかなと感じました。「同じやるなら楽しんでやる方がいい!」が持論の私ですが、この思いは通じるものがあるなぁと嬉しく思いました。事例発表は九州各県のお話で、まさに「ところ変われば・・・」という内容もあると思いますが、根っこの部分は皆さん同じ思いがあると思います。資料は稲元シニアクラブの事例発表の部分を掲載しますので、皆さんの活動のヒントになればと思います(稲元シニアクラブの広報紙も掲載します)

 翌日は「いきいきクラブ体操」のあと、長崎総合科学大学特任教授 ブライアン・バークガフニ氏による「絵はがきに見る古き良き長崎」と題して講演をいただきました。異国情緒漂う長崎ですが、昔の絵はがきを見ると面白いことにその時代の背景が分かるという内容でした。絵はがきを見ながらお話をいただきましたが、今まで何気に見ていた絵はがきですが、そういう観点で見ると面白いなぁと感じました。皆さんも昔の絵はがきなどお持ちの方は、そういう思いを持って見てみてください!(笑)

 コロナ感染が増えてきているので心配は尽きませんが、やはり閉じこもりは良くないと皆さんおっしゃっていました。また参加された皆さんも、「いい機会を頂きました。地元に戻って皆さんに研修会の内容を紹介します」とのこと!事務局も大変うれしく思います。

 6枚目の写真は長崎県老連からのお土産です。「肥前江迎繭玉」は2003年より毎年柳の木に手作りの繭玉を飾り付け、商店街の軒先に並べて招福祈願することから始まったものだそうです。出発点は”女性ならではのおもてなしと、心を込めた手作りの繭玉で商店街のお客様に楽しんでもらおう”という考えだったそうです。相手のことを想ってのおもてなしの心。。。これも場所や立場は違いますが、”楽しんでもらいたい!”という気持ちからの出発だと思うと、老人クラブの活動と似ているのかなと思います。

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